大阪のヨガ教室を中心に活動している珠数夫婦のブログ。
ヨガとは何だろう。

身体を動かすこと
呼吸をすること
心を穏やかに整えること
健康になること


様々な表現をしつつも、

『ヨガ』を画像検索すると、ダイナミックな大きな動作を多数の人が同時に行ってる。

あるいは、いかにも素晴らしい心地のように穏やかな表情でアクロバティックな姿勢を楽しんでいる。

私はヨガインストラクターとしてまだまだ未熟。

しかし、ずっとずっと考えてたことがある。

「その動作、今ほんとに必要?」ということ。

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背骨を伸ばし、骨盤を引き締め、大地をつかみ、重心を落とし、手を伸ばす。
肩甲骨をフリーに、胸を広げ、全てを受け入れ、今ココへ。
そして、腹式から胸式へ、そして全体へ。
深く、広く、自己コントロール。


とても分かるし、心地よい。

しかし、どうしても 『できるもの』『できないもの』 という2元性に分かれる。

『できない』場合には、その人にとってできた人よりも、健康が遠いものになるのだろうか???

絶対にそうじゃないと思い続けてる。
でもうまく言葉にできない。
ひとつの動作から与えられる、あるいは感じ取れる感覚が、共通のものであれば『感じた』『感じない』の区別となる。

しかし、たとえ『感じなくても』、それ以外の変化や実感が存在していればいいのではないだろうか?と思う。

それがたとえ、『快』であろうが『不快』であろうが。。。

そして、それはその動作を『やろうと試みた』人にしか得ることのできないもの。
『試みる』ということは、つまり動作を伴う前の、その心の変化の段階。

その、『やってみようかな』という小さなチャレンジ心だけで、得られる『心地』があると思う。

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先日、「私市植物園」という場所にて、森ヨガをしました。

来て下さったのは小さな子供、おとな、男女、そして高齢と呼ばれる方。
また、知的障害の作業所の方、そして重度の身体障がい(脳性麻痺による身体硬直や視覚障害の合併など)をお持ちの方などなど、多種多様。

まさに、動作という視点では、『できる』と『できない』が存在する空間。

とても悩みました。悩んで悩んで、悩んだ末の僕の大事は「自由」でした。

誰しもが自由に、その場所で得られる心地に耳を、手を、足を、皮膚を働かせる気持ちを持って『存在』してもらう。

多様な人達が同時に場を共有する緊張を取り除き、

可能な限りの自由を共有する時間とするように心がけた。

動作では、手を合わせる、人を撫でる、寝ころぶ、呼吸を聞く、少しの上下動。そして、「聴く」ことへの意識づけ。

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途中、障がいのある方は、寝たままの時間となりました。
動ける人は、立ち上がり、大きな動作を行いました。
その間、寝てるだけの人が横目に居ます。

これでいいのか? インストラクターとしてこの場は誰にとっても心地よいものか?と自問しながら。。

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後日、その脳性麻痺の男性Oさんからお便りをいただきました。

「森のヨガに参加して」
 10月7日に交野の植物園での森のヨガに参加させて頂きました。私は以前から森の中でヨガをやってみたいと
願っておりました。それが現実となり喜んで参加しました。森の力で私の身体が柔らかくなりヨガのポーズが出来て
私自身ではないような自分に出会う事が出来て大変良かったです。最初からヨガに関わらせてもらって幸せです。
関係者の皆様に感謝しております。これからもよろしく お願いいたします。

「介助スタッフからのメール」
体って 不思議です。でも絶対何かありますよ。私達も体に障害のある方々と共に過ごす中、彼らの体の動かし方を見てて、アーこんなこともあるんだ。と気付かせてもらうこといっぱいです。上手く言葉に出来ませんが、リハビリとかじゃなくて、もっと違う次元で自分の体と付き合うことなんかありそうな気がします。ヨガもその 手がかりになる何か見つけられるのではないかと、思っています。
Oさんにお伝えしました。ブログに載せて頂いても良いですとのこと。又名前も載せて貰ってよいそうです。Oさんの障害は脳性麻痺です。自分の思う様に体を動かすのが難しいです。緊張で体が突っ張ってしまったり、力が入らなかったり、思わぬ方に体が動いてしまったり・・・・。その中で周りの物や道具と上手くやっていける体の使い方を見つけようとされています。


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ヨガの力とかそんなんじゃないのかもしれませんが、
同じ場所を、だれも排除せずに安全に過ごす場所を提供することに徹すれば
たとえ同じ動作ができなくても
自分を発見できるし、「幸せ」になれる。


僕の伝えたいことはそういうこと。
『幸せ』の形はそれぞれちがうけど、
人と同じ場所を共有することのできる『幸せ』を感じてほしいと願っていた自分に気づいた。

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だから僕は沢山の動作も、やったりやらなかったり

でも間違えるのではなくて、自由に過ごし、人と違ってててもいいからその場所で安心することが大好きだ。

そんなことを『ヨガ』と呼んでいたい。

そんな『ヨガ』を伝えたい。

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【2014/10/17 10:24】 | ヨガ教室について
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